馬嶋医院からのお知らせ

■2025年5月号

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百日咳の流行

 百日咳の報告数が過去最多となっています。
 百日咳は、百日咳菌を原因とし、けいれん性の咳発作を特徴とする、感染力が強い急性気道感染症です。乳児(特に新生児や乳児早期)では、重症化することがあります。現在は、生後2ヶ月から百日咳抗原が含まれる五種混合ワクチンが定期接種として接種できます。定期接種の対象月齢に達したお子さんは、速やかに接種を受ける事をお勧めします。
 地域で百日咳が流行している状況下では、特に乳児や妊婦が周辺にいる、成人を含む小中高生より上の年代において、長期の咳が持続する場合は百日咳の可能性を念頭においた医療機関の受診や予防行動が有効です。(国立感染症研究所HPより引用)
 四種混合、五種混合ワクチンを接種することで、ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、ヒブ感染症の発病が予防できます。しかし、百日咳に関しては、小学校入学前には抗体が少なくなってきていることが分かってきました。最近の調査では、百日咳にかかる患者さんの多くが小学生となっています。日本小児科学会では、入学前に三種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)ワクチンの接種を勧めています。(日本小児科学会資料から引用)
三種混合は任意接種であり、インターネットでは予約が取れないので、電話でお問い合わせください。

麻しんの流行

 世界的に麻しんが流行しており、まだ国内でも麻しんの発生が報告されています。非常に感染力が強く、重症化することも多い病気ですので、定期接種対象(1歳、年長児)のお子さんの早めの接種をお勧めします。現在麻しん・風疹ワクチンが不足しており、インターネットで予約を取る事ができません。接種希望の方は電話でお申込みください。
 また、海外の麻しん流行地へ出かける方は再度予防接種歴を確認し、未接種の場合は接種をお勧めします。
 ワクチン不足に伴い、2024年度対象であった定期接種対象者のお子さんは2027年3月末まで対象期間が延長されました。

成人のワクチン接種について

 今年度より帯状疱疹ワクチンが定期接種となりました。
 その他、帯状疱疹任意接種、高齢者肺炎球菌定期予防接種、風しん予防接種費用の一部助成などの制度がありますので、ご希望の方はお尋ねください。

土曜日の診療に関して

 第1・第3土曜日を休診とさせていただいています。
5月は3日(土)・17日(土)が休診となります。
なお、都合により5月17日(土)~24日(土)まで休診いたします。

5月の食卓

 5月の食卓は春と夏が混じり合います。

☆蕗
我が家で採れた蕗。蕗の豚肉巻きが最近の定番。
甘辛い豚肉と蕗がよく合います。




☆胡瓜
この時期の胡瓜は味が濃く、トーストしたパンとのサンドイッチが美味です。




☆セージ
家庭菜園のセージが冬を越え大きくなりました。
セージバターコーン。セージの香りがコーンにも。




☆夏みかん
酸っぱいのが苦手な私は、
夏みかんジャムで楽しみます。




(馬嶋)

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