馬嶋医院からのお知らせ

■2024年7月号

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 まじまじ通信は、2020年10月で終了しましたが、お伝えしたい情報がある時に、「馬嶋医院からのお知らせ」を発行することにしました。不定期な発行となりますが、今後ともよろしくお願い致します。

診療報酬改定に伴う生活習慣病療養計画書の策定について

 6月の診療報酬改定において、生活習慣病に係る医学管理料の見直しが行われ、生活習慣病(脂質異常症・高血圧症・糖尿病)に対して生活習慣病管理料が新設されました。当院では、生活習慣管理料(Ⅱ)を算定しております。
 実施のために生活習慣に関しての問診・検査結果等から、課題をお示しし、ご本人と相談の上で達成目標と行動目標を立て、生活習慣病療養計画書の策定を行い、具体的な生活習慣改善の案をお伝えしています。
 具体的な生活習慣改善のアドバイスに関しては看護師が担当致しております。
 対象の患者さんの初回生活習慣病療養計画策定に時間がかかり、診察までの待ち時間が長くなっています。ご迷惑をおかけしておりますが、よろしくお願い致します。

食事摂取の時間と血糖変動

 時間栄養とは、「いつ、何を、どのくらい食べると健康に良いか」という考え方です。6月から生活習慣病療養計画書を策定するために、患者さんの食生活についてお話をお聞きしていますが、時間栄養の観点から「食事摂取時間と血糖変動」に関して臨床栄養の内容から一部お伝えします。
 「朝食の欠食や夜間の食事摂取と行った食生活の乱れは、肥満、糖尿病、高血圧、心臓疾患、うつなど様々な疾患リスクの上昇と関連しています。

①夕食摂取が21時の場合、夕食後の血糖のピーク値が高く翌朝まで下がらず、夕食を2回に分けて食べる事で、18時摂取と同じような血糖の上昇となります。夕食が遅くなる場合は夕刻にサラダや野菜ジュースとおにぎりまたはサンドウィッチを食べ、帰宅後の遅い時間に蛋白質のおかずと野菜料理を摂るようにすれば血糖上昇及びインスリン分泌を抑制できます。

②食べるスピードや三角食べ
早食いおよび三角食べのように、主食とおかずを口内で混ぜて一緒に食べると血糖値が上がりやすい事が証明されました。しかし、毎食前に野菜を摂取する事は経済的、時間的に容易ではありません。どうしても野菜が食べられないときは、トマトジュースや果汁の入らない野菜ジュースを食事前に摂取する事が推奨されています。

参考文献:臨床栄養2023年2月号特集「時間栄養学UPDATE~最新研究が明らかにする健康との多彩なかかわり~」より引用

子宮頸がんワクチンについて ~キャッチアップ接種をお勧めします~

 子宮頸がんワクチンの接種を逃した方のためのキャッチアップ接種の期間は、2025年3月31日までです。
 対象は、平成9年度生まれ~平成20年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性で、過去に子宮頸がんワクチンを合計3回受けていない方です。
 3回接種終了までに、初回接種から最短で6ヶ月を要します。自費接種料金が約22,000円のワクチンです。3回を無料接種で受けるためにも、早めの接種をお勧めします。
 子宮頸がんワクチンに関しては、副反応で接種控えなどがありましたが、国内では毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人が死亡しています。メリット・デメリットを考えた上で接種をお勧めします。

土曜日の診療に関して

 今年から第1・第3土曜日を休診とさせていただいています。
7月は6日、20日が休診となります。

7月の食卓

我が家の食卓は夏本番。

☆人参葉の天ぷら。人参の香りが美味。この時期の人参葉は柔らかく、また作りたい一品です。




☆トマトのカッペリーニ。トマトが甘く、冷たくした細いパスタとよく合います。我が家の夏の定番料理です。




☆カラフルトマトと胡瓜の酢の物。
湯むきしたミニトマト酢の物好きです




☆夏野菜の揚げ煮浸し。トマト、オクラ、カボチャ、パプリカ、色んな味が楽しめます。




☆クリュはフランス語で生という意味。トマトクリュ(完熟トマト、塩とほんの少しの砂糖で作ったトマトソース)を使って鶏肉のロマーナ風と手作りのピッツァ・マルゲリータ。生トマトがいい感じ。




(馬嶋)

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