トップページ > まじまじ通信2019/4月号

2010年9月から、最近の医療情報や病気の事、子育ての事、連携している児童発達支援施設「厚木なのはな」からの情報などを掲載した院内誌を発行しています。

2019年4月号(No.102)

医の歳時記 4月
~風疹の追加対策が始まります~

風疹の流行・風疹ゼロを目指し、特に抗体保有率の低い、現在39~56歳の男性に対する、風疹追加対策が始まります。国は抗体検査・抗性陰性者に対する予防接種、神奈川県は抗体検査、厚木市は風疹予防接種費用一部助成事業を行っています。ややわかりにくいのですが、ご不明な点は受付へお尋ねください。

具体的な抗体検査・予防接種に関しては、下記の通りです。

【国の追加対策】
★期間:2022年3月31日まで
★対象者:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性
★接種者の費用負担:無料
★使用するワクチン:MR(麻しん・風疹)混合ワクチン
★予防接種前の抗体検査:必須 ただし、平成26年4月以降に行った検査記録で、抗体陰性である場合は、
 抗体検査を経ずに予防接種可能
★対象者の手続き:住民登録地から対象者にクーポン券(抗体検査・予防接種)が送付されます
★医療機関へは:クーポン券を持参してください

【神奈川県の抗体価検査事業】
★期間:2022年3月31日まで
★対象者
(1)妊娠希望の女性のパートナーおよび妊婦のパートナー
(2)妊娠希望の女性
(3)昭和33年4月2日から昭和37年4月1日生まれの男性
(4)昭和54年4月2日から昭和63年4月1日生まれの男性
★抗体検査の費用:無料

【厚木市の風疹予防接種費用一部助成事業】
★期間:2020年3月31日まで
★対象者
(1)妊娠している女性の夫
(2)妊娠を希望または予定している20歳以上の女性
(3)20歳以上の男性で、昭和54年4月2日以降に生まれた男性
(4)昭和33年4月2日から昭和37年4月1日生まれの男性
★助成額:MR(麻しん風疹混合)ワクチン・・・¥6,000
 風疹単体ワクチン        ・・・¥4,000

昨年7月下旬から再び風疹が流行しています。国立感染症研究所が発表した「風疹流行に関する緊急情報」によれば、2018年は2,917人の風疹患者報告がありました。今年に入っても風疹の流行は続き、特に神奈川県は多く、1週間で10件程度の報告があります。

皆さんご存知のように、妊娠中に風疹に罹患すると、難聴や先天性心疾患、白内障などを合併する先天性風しん症候群の出生危険性が高くなります。前回、2012~2013年に全国的な風疹の流行があり、その結果、2012~2014年10月の間に感染症発生動向調査に計45例の先天性風疹症候群が届けられました。

若い頃、大学病院や病院勤務の時など、難聴など先天性風しん症候群のお子さんを診察する事がありました。風疹が流行している間は、妊娠を希望する方は、風疹への感染を心配しながら生活をしなければなりません。風疹はワクチンで防ぐ事が出来る病気なので、多くの人が抗体を持ち、風疹が流行しない社会を作らなければならないと考えます。

39~56歳の男性は、医療機関に罹る事が少ない世代と思います。勤務地と自宅が同じ市町村にない方も多いと思います。そこを考慮し、クーポン券があれば全国どこでも風疹抗体検査、陰性ならワクチン接種が出来るような措置になりました。

風疹の流行を防ぎ、生まれてくるお子さんを守るためにも、社会全体で取り組まなければならない事だと考えています。

対象になる方は抗体検査を受け、抗体が陰性の場合は風疹ワクチンを接種されることをお勧めします。該当する方が近くにいらしたらお声かけ頂ければ幸いです。

(馬嶋)

Yori道:くまのプーさん展

くまのプーさんは、1926年に発表されたイギリスの作家A.A.ミルンの児童小説です。挿絵はE.H.シェパードが手がけています。1930年にキャラクターライセンス事業者が、アメリカ合衆国やカナダにおける「プーさん」グッズの商品化権を購入し販売、その後1961年、ウォルト・ディズニー・カンパニーが「プー」の商品化に対する使用許可契約を結び、現在に至っています。

私が「くまのプーさん・プー横町に立った家」の本を買ってもらったのは、小学校3~4年生の頃だったと思います。イギリスの田園地帯で繰り広げられる、主人公クリストファー・ロビンとぬいぐるみのプーさんとのお話。話が分かる様な、分からない様な不思議な感じがしました。ただ、彼らの中にゆったりとした時間が流れていると思ったのを覚えています。

今年、くまのプーさん展が開催され、友人と出かけました。E.H.シェパードの原画が展示されていました。繊細な筆遣いと主人公のロビンやプーさんに優しさがあふれています。そしてゆったりとした時間がそこには流れているようでした。作者A.A.ミルンとE.H.シェパードの愛情が伝わってくるようです。

クリストファー・ロビンのお気に入りの時間は、何もしない時間。そこから様々な空想の世界が広がります。

今の子どもたちには考えられない“何もしない時間”。子どもにとって、何より大切な時間の様な気がします。

(馬嶋)

厚木なのはなより:2019年度新規療育受付についてのお知らせ

2019年度の新規療育は受付を終了致しました

◆なのはな(下荻野):個別療育・集団療育ともに満員
◆なのはな栄町:個別療育・集団療育ともに満員

以上の通り、どちらとも満員の状態となっており、新規の療育はお待ちいただくこととなります。
療育の利用を希望される方は、お近くのなのはなにお問い合わせください。説明会にて療育の説明と今後の流れをご説明いたします。説明会のお申し込み、療育へのお問い合わせはホームページ右上にあります、お問い合わせフォームからお申込みいただくか、電話でお問い合わせください。

★厚木なのはな 電話:046-404-0663
★なのはな(栄町)  電話: 046-404-2237
★メール:atsugi_nanohana@yahoo.co.jp

(厚木なのはな 宇佐美)

今月の便り ~4月・卯月~

絵本の店トロッコさんの絵本の紹介は卒業となりました。今月から、過去の馬嶋医院のブログの写真から【今月の便り】を、送らせていただきます。

4月の庭は、花盛り。この時を待っていたとばかりに咲き誇ります。苺エニシダ、薔薇、クレマチスなどなど。春の訪れに、心が弾みます。



編集後記

昨年末、馬嶋医院に長年通っていらした患者さんが、急な体調悪化で天国に旅立たれ、突然のお別れが寂しい冬でしたが、季節は春へと歩みを進め、3月末には桜の花が咲き始めました。季節柄新生活を始めて体調を崩された方や、いつものお薬を取りに来院される方、予防接種をするお子さんなど、馬嶋医院には日々多くの患者さんがいらっしゃいます。一期一会を大切に、そして、皆さまが少しでもお元気になってお帰りいただけるよう、心を込めてお手伝いしたいと思います。(杉)

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