トップページ > まじまじ通信2018/5月号

2010年10月から、最近の医療情報や病気の事、子育ての事、連携している児童発達支援施設「厚木なのはな」からの情報、「絵本の店 トロッコ」幸田さんからの絵本のお知らせなどを掲載した院内誌を発行しています。今月分はこちらから。

2018年5月号

ランドセルの体の負担を考える

始業式、入学式が終わり新年度の通常授業が始まりました。毎日背負っていくランドセル。ピカピカの1年生は身体の半分ぐらいもあり可愛く微笑ましい限りですが、「近年教科書の大型化に伴い“腰痛”に悩まされる小学生が増加している」とメディアでも取り上げられるなど問題になっています。

子ども好みのデザインや機能がどんどん進化し、さまざまな工夫を凝らしたランドセルがたくさんのメーカーから発売されています。今や新入学を控えた子供のランドセル選びから購入までを指す“ラン活”という言葉まであるぐらいですが、体の負担や姿勢を考えて購入する保護者の方は少ないようです。

運動不足、スマホやゲームなどによる姿勢の悪化などの要因に加え、専門家が指摘するのがランドセルの中身の重量化です。ランドセルの重さは大体1.0kgから1.4kgで、もちろんそれに教科書や筆箱などが入ります。2011年以降新しい教育課程の実施により、サイズの大きい教科書が大半を占めるようになりました。学習内容が増えたことや内容が分かりやすいようにイラストや写真が多くなったこともあり、ページ数は、ここ10年で35%増加しています。ランドセルと教科書やノート、ドリルなどの副教材を合わせるとかなりの重さになるようです。


「ランドセル人気ランキング2019」サイトより引用

小学生、特に低学年は筋力・体力共にまだまだ成長過程にあり、重すぎるランドセルは負担になります。ランドセルの重さは体重の10~15%以下であることが推奨されています。どれだけ重くても20%以下である必要があります。例えば体重30kgの小学生は、ランドセルの重さは3.0~4.5kg程度にしたほうがよいと考えられています。一度、普段お子さんが背負うランドセルの重さを測ってみましょう。

一番良いのは普段あまり使わない教科書だけでも、学校において置くという方法(いわゆる置き勉)ですが、盗難防止の観点から禁止しているところも多いそうです。文部科学省は「教材を持ち帰る決まりはないが、学校側に対し、状況を見極めて判断してほしい」としています。

正しい姿勢でランドセルを背負えば負担は少ないのですが、猫背など姿勢が悪い状態で背負うと、腰がそれて痛みの要因になるので、普段からよい姿勢を心がけること、身体をバランスよく動かすことが大切です。下の図を参考にしてください。


「ランドセル人気ランキング2019」サイトより引用

また、意外と忘れられがちなのが背負いひもの調節です。

背負いひもはきつすぎても、ゆるすぎても問題です。きつすぎてはひもが体を圧迫して疲れてしまい、ゆるすぎると背負いにくくります。ちょうどいい背負いひもの長さは、背負ったときに背中とランドセルの間に、子どもの手が一つ入るくらいのゆとりがあるくらいです。1年生と6年生のように、体格に差があれば当然ひもの長さは違ってくるため、子どもの体の成長に合わせてその都度ひもを長くするのはもちろんですが、薄着で過ごす夏と厚着になる冬でも、その長さを調節するといった、きめ細かな配慮も重要です。こまめに背負いひもの長さをチェックしてください。


「ランドセルくらぶ」サイトより引用

腰痛があったら、整形外科の受診をお勧めします。

ランドセルを使い始めた頃は気をつけても、慣れてくると気を遣わなくなってしまいます。季節に合わせ、お子さんの成長に合わせてランドセルが体にフィットしているか時々確認しましょう。

参考・引用文献
★「ランドセル人気ランキング2019」サイトより 「子どもの姿勢の悪さとランドセル」
★一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセルくらぶ」サイトより 「ランドセルを正しく使うには」

(看護師 水沼)

Yori道:野菜の話

春になり様々な野菜が出て来て楽しんでいます。昨年4月にも書きましたが、今回も野菜の話を。

筍、蕗、せり、春キャベツ、新タマネギ、絹さや、グリーンピース、のらぼう菜など春の野菜はバリエーションもあり楽しみです。時期を逃してしまうと食べられなくなってしまうので、農協通いをしています。

筍、蕗は下ごしらえが必要ですが、筍をぬかで茹でたり、蕗を茹でた後、筋を取ったり。そんな何も考えないで作業をする時間が好きです。

今年のお気に入りを紹介します。

春キャベツ。キャベツを荒く刻んでソーセージと蒸し煮にしました。お客様が来た時に作ったのですが、あっという間に1個皆で食べてしまいました。甘くて柔らかくて美味しかったです。後はお好み焼き。美味しいイカが手に入ったので、粉を少なめにしてみました。ざくざくした感じで良かったです。

筍は定番の筍ご飯と若竹煮。

のらぼう菜は我が家で採れました。茹でてお浸しに。さっぱりして美味でした。

今のお気に入りは、野菜のエチュベ。エチュベは、フランス料理で、水やだし汁を使わず、素材の水分だけで蒸し煮する方法。または、少量のだし汁で、素材を蒸し煮する技法、とあります。

先程紹介したキャベツとソーセージの蒸し煮もエチュベです。他にもグリーンピースとかぶのエチュベ。少しバターを入れて作りました。バターの風味とグリーンピースの香り、かぶの柔らかさが美味しかったです。ほうれん草のエチュベも簡単で美味しかったです。野菜を炒めるより本来の味が楽しめるような気がします。

セリ、今年も知り合いの方がおいしいセリを下さったので早速天ぷらに。シャキシャキした食感とほんのりした苦みが美味しいです。残ったセリでセリ鍋にしましたが、苦さと共に春を味わう一品になりました。

(馬嶋)

厚木なのはなよりお知らせ

厚木なのはなでは、平成30年度もセミナー・茶話会・ペアレントトレーニング講座など保護者の方にご参加いただけるイベントを予定しています。

お子さんの発達で気になることがある、他の保護者の方のお話を聞いてみたい、などご興味のある方はどなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

詳細は「厚木なのはなホームページ」にてお知らせしています。
「厚木なのはな」でご検索下さい♪

お問い合わせ先なのはな 下荻野 046-404-0663
栄町 046-404-2237

(厚木なのはな 宇佐美)

たいせつな人と、たいせつな時間を絵本とともに

馬嶋医院 今月のお薦めの絵本は「そらまめくんとめだかのこ」
作・絵:なかや みわ/出版社:福音館書店
雨が続いた次の朝、いつもの遊び場が大きな水溜りになり、みんなは、ベッドを浮かべて遊び始めました。宝物のベッドをぬらしたくない そらまめくんは、お友だちのピーナッツくんのベッドにのせてもらいましたが、ベッドがひっくり返って水中に…。そらまめくんとお友だちの楽しいお話です。

(絵本の店トロッコ 幸田)



編集後記

入学式が終わり、大きなランドセルに隠れてしまいそうなかわいい新一年生を見かけますが、今月のまじまじ通信は、そのランドセルについての記事です。娘が小学生だったころ、学年が上がるにつれて教科書の数が増えて重そうだな…と感じましたが、その重さが原因で、子どもであっても腰痛を起こしてしまうことがあるのですね。6年間使うランドセル。身体の成長だけでなく、季節によっても点検・調節が必要であることがよくわかりました。(杉)

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