まじまじ通信

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2010年9月から、最近の医療情報や病気の事、子育ての事、連携している児童発達支援施設「厚木なのはな」からの情報などを掲載した院内誌を発行しています。

2020年1月号(No.111)

明けましておめでとうございます。

今年は、東京オリンピック・パラリンピック開催の年です。せっかくの機会ですので、観たり参加したり、一人一人にあったスポーツを楽しんでいただける年になれば、と思っています。
 今年も、スタッフとともに患者さんに寄り添う医療を続けたいと考えています。
本年もよろしくお願い致します。

(馬嶋)

医の歳時記 1月
~子どもの相談外来から ~

vol.2 安心して過ごすことの大切さ

12月22日「子どもの心の診療医」指導医研修会に参加しました。研修会に参加し、発達障害児への支援、不登校についてなど学びましたが、その中で一番感じたことは『安心して過ごすことの大切さ』です。

診察室で採血や予防接種をとても嫌がるお子さんがいます。その時、「いいのね、インフルエンザにかかっても」とか「じゃあ、お母さんは帰るからここに居なさい」等、声を掛けるお母様が時々いらっしゃいます。お子さんは更に嫌がり、そんな時はお子さんが納得できるまで、待合室で再度お子さんと話をしていただき、納得してから採血などを行います。どんなに嫌がっていたお子さんでも、納得出来れば採血も出来るし、予防接種も受ける事が出来ます。済んだ後「恥ずかしいでしょ。○○ちゃんが待合室にいるわよ」等、お母様から言葉が出る事もあります。お母様の気持ちも分かりますが、その時、「えらかったね。頑張ったね。痛かったけれど受ける事できたよね」と声をかけて欲しいといつも思います。

今の世の中、特に子どもたちはいつも、「○○しなければいけない」「○○したら△△になってしまう」と言われ続けているような気がします。「○○したい」「○○しようよ」でいいのに、と考えます。

発達障害のお子さんも、安心して過ごす事が何より大切です。自閉スペクトラム症のお子さんは、見通しが立たない時、不安な時など、かんしゃくを起こす事があります。お子さんによって異なりますが、聴覚過敏のあるお子さんは、ざわついた音などを不快と感じイライラする事があります。その時イヤーマフを使用し、不快に感じる音を取り除く事で安心して過ごす事ができるようになります。お子さんそれぞれで異なりますが、お子さんの特性を理解し、それに合わせた支援をする事で、安心して生活する事ができるようになります。

また、注意欠陥多動症のお子さんに関しては、じっとしていなければならない時に動いてしまう、友達にちょっかいを出してしまう、忘れ物が多い、片付けが出来ない、物をなくす、など注意される事が多く、褒められるより注意される事が多くなってしまいます。「やれば出来る」「今のあなたで大丈夫だよ」いわゆる自己肯定感が育ち難い状況にあります。以前講習会で、忘れ物などをした時の、注意欠陥多動症のお子さんの気持ちの落ち込みはとても強い、と聞いたことがあります。自閉スペクトラム症のお子さんと同じで、お子さんの特性を理解し、それに合わせた支援、環境を整える事、またお母様たちがペアレントトレーニングを受け、適切な対応で安心して過ごす事が出来るようになって欲しいと思います。

不登校や教室に入れないお子さんは、特に安心して過ごして欲しいと思います。学校に行けない罪悪感や先の見えない不安など多くの不安を抱えています。安心して過ごす事が簡単ではないのは分かっています。しかし、その中でも、今自分にできること、例えば朝起きるとか、食事の片付けを行うなど、小さな出来た事を自分で認める事が必要で、毎日出来た事を一つでよいので日記に記すことで、行動が変わってくる、と研修会の講師の先生が話されていました。保護者の方も同じように不安が多いと思います。保護者の方が不安を抱えている間は、お子さんの不安がなくなる事はありません。お子さんを信じ、お子さんのよい所を認める事で、お子さんに安心が伝わると思います。

全てのお子さんが安心して過ごす年になる事を願います。

(馬嶋)

事務からのお願い
~保険証確認について~

毎月、保険証を確認させていただいています。保険証は大変大切なものです。確認の際、お預かりすることなく、確認が済みましたらすぐお返しするよう努めております。受付窓口が混んでいる場合、保険証だけを窓口に置かれ、受付される方がいらっしゃいます。保険証は受付窓口のスタッフに直接手渡していただくようお願い申し上げます。母子手帳に挟んでいる方もいらっしゃいますが、母子手帳とは別にしていただくようお願い申し上げます。

厚木なのはなより:茶話会のお知らせ

なのはな茶話会では毎回、参加者の皆さまと、なのはなの母スタッフがざっくばらんにお子さんの様子、学校の事、進路の事などをお話ししてリフレッシュの時間を過ごしています。初めてのご参加という方もぜひお気軽にお申込み下さいね!
聞いてみたい事や、話題にしてほしい事などがありましたらお申込み時にお知らせください。

開催日2020年1月21日(火)
時間10:00~11:30
場所なのはな栄町
定員6名くらい ※託児はありません。
参加費200円(お茶菓子代として)
申込先特定非営利活動法人厚木なのはな
●046-404-0663 (なのはな)
●046-404-2237 (なのはな栄町)
メール:atsugi_nanohana@yahoo.co.jp
お申し込みの際に以下をお知らせください。
①お名前
②お子さんの年齢(学年)
③ご連絡先
*お申込み締切1月14日(火)

(厚木なのはな 宇佐美)

Yori道 ~冬の一品「湯とうふ」~

テレビで、故沢村貞子さんの「献立日記」を基にした料理番組を偶然見ました。その日の料理は「湯とうふ」。土鍋の中に豆腐が並べられ、真ん中に葱を刻んだ薬味が器に入っています。父が冬になると毎日「鱈ちり」を食べていたのを思い出しました。同じように鍋に豆腐と鱈が並べられ、真ん中に葱を刻んだ薬味が入っていました。薬味には醤油を入れて温め、豆腐をその薬味に付けていただきます。

早速、私も「湯とうふ」に。ワカメが手に入ったので、「ちりワカメ」にしました。薬味の葱は友人からいただいた下仁田葱で。せっかくの葱がもったいない様な気もしましたが、思い切って使いました。葱の香りが漂い、柔らかで、甘くて、群馬に住む友人の顔を思い浮かべながら食べました。美味しい一品になりました。

これから、昆布を敷いた「湯とうふ」、父の好きだった「鱈ちり」、ワカメが手に入った「ちりワカメ」。昔使っていた豆腐すくいを出して、寒い冬の夜、胃に優しい一品が楽しめそうです。

(馬嶋)



編集後記

「医の歳時記」に先生が書かれたように、親御さんの不安は不思議とお子さんに伝わります。診察室で注射や採血に強く抵抗するお子さんを前にすると、親御さんも慌ててしまうと思います。お子さんの特徴を考えて、可能な場合は病院に行く時、お子さんに「今日はこんな理由で病院に行こうね」と前もってお話をしておくのもよいかもしれませんね。
さて、いよいよ2020年!オリンピックイヤーの今年はどんな年になるでしょうか?私は、昨年来本気度が少し増してきたウォーキングを継続できるようにしたいと思っています!(^^)! (杉)

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